ペアワーク、ロープレを多くする理由
こんにちは
坂の上を目指す人や組織のサポートコーチの
岡です。
さて、
少し前になるのですが、大学のOB会に出席してきました。
懇親会の会場では、懐かしい面々と会ったり、
ここへ来て、また新しい出会いがあったり。
この歳になって、女性から、かつての「○○くん付け」で呼ばれたりすると、
とっても新鮮だったりします(笑)
そんな中、とても印象的だったのが、ビジネスを続けている仲間たちが
「結局、組織って人なんだよね」って口をそろえて言っていたこと。
どんなにシステムや仕組みを整えても、結局はそこに行き着くそうです。
ワイワイやってるかつての仲間たちも、
ビジネスの世界では、今や第一線でそれぞれ責任の重い立場にいます。
そんな仲間の多くが、口にしたのが上の言葉なんです。
ものすごくリアリティがあって、説得力があると思いませんか?
私自身も同じように、「組織は人なり」と思って企業研修やセミナーをやっています。
どうしてかと言うと、
その組織の一人ひとりの成長の総和が、その組織の成長だと考えるからです。
言い換えると、一人ひとりの成長を促すことが、最終的に組織の業績や成果に結び付くんです。
でも、なかなか人は思ったようには、動いてくれないんですね。
やらないとペナルティ!って言えば、動くかもしれませんが、
そんな場合、心からは動いてくれていないでしょう。
そういう組織には、情熱や明るさや希望はないのではないでしょうか。
簡単に言うと、
日曜の晩に、社員が「嫌だな。明日からまた1週間が始まるぅ」って思うような会社。
そんな組織は、成長もしないし成果も上がらないと思うんです。
でも、心から動いてくれた時、奇跡のようなことが起きることがあります。
東日本大震災の時のディズニーのキャストの皆さんの対応が、まさにそれだったと思うんです。
彼らは、自らの判断で商品のブランケットの袋を開けて、凍えるお客様たちに提供したんですね。。
私も、皆さんに、そんな奇跡を起こしてもらいたいと思って研修をしています。
そこで、一番大切だと思っているのは、納得感です。
だから、意図的にペアワークやロールプレーをたくさん入れています。
こんな風に上司に接してもらえた時、部下の気持ちはどうなるか?
こんな質問を上司がしたら、部下にはどんな変化が起こるのか?
その結果、チームはどうなるだろうか?
こんなことを体感してもらいます。
研修後、少しすると、結局元に戻っちゃったなんて話をよく聞きませんか?
どんなに目から鱗の内容でも納得感がないと、職場に戻ってから実践してはもらえません。
だから体感して腹落ちしてから、現場に帰ってもらっているんです。
皆さんの意識変化と行動変容が研修の肝って考えるので。
だって「結局、組織って人なんだよね」ですから。