事前にテキストを配らない訳は・・・
こんにちは
坂の上を目指す人や組織のサポートコーチの
岡です。
昨日からニュースで今年の流行語が取り上げられていますが
大賞は何になるんでしょうね?
頑張ってこのブログの中でも何か一つ使ってみますね(笑)
さて
私は、企業研修をやらせて頂く時、事前にテキストを配りません。
当日も、無しで進めていって
終了後のタイミングでお渡しします。
どうしてかと言うと
ヒトの本能に対抗するため。
ヒトには常に相手より優位になろうという本能があるからなんです。
格闘技のマウントポジションってご存知ですか?
相手の上にまたがった状態のことです。
昔、ヒクソン・グレーシーという格闘家がよくこのポジションを取って
相手をボコボコにしていました(笑)
太古の時代から、
ヒトは敵対する相手にまたがり、有利な位置を確保して
ぶん殴ったり噛みついたりして戦ってきました。
これが本能としてまだ残っているんです。
今も、ヒトは無意識に、
相手より優位に立つためのマウントポジションを取ろうとします。
現代人の場合は、物理的な位置ではなく
情報をたくさん握ることによってそうしようとするんです。
情報をたくさん持っていた方が、相手より優位と考えるんですね。
ふつう、研修会場で一番情報を持っているのは、
人事の方々、その次が講師、
そして一番情報を持っていないのが、受講者のみなさんです。
ということは
受講者の方々って一生懸命情報収集しようとするんです。
どんな研修か?って。
みなさんも経験ありませんか?
研修の前日、テキストを予習したり、ネットで調べたり・・・。
私にはあります(笑)
そうすると
「ああ、これ知っている」「なんだあ、こういうことかあ」とかなって
ちょっと気が軽くなったりしますよね。
で・・
これがクセ者なんですが
そういうのって、往々にして、
不十分な理解や自分に都合のいい解釈だったりするんです。
それで当日は、余裕が出て聞き流したり、集中がとぎれがちに・・・
なので、
私は、敢えて、テキストを事前に配らないんです。
当日も終了するまで、テキスト無しで進めます。
でも安心してください。
予習なんかしなくても、大丈夫ですから!
(出ました(笑))
私の研修は安心・安全な場です。
リラックスして、コーチングを体感してもらって
何か一つでも持って帰って頂くことが私の願いなんです。
坂の上を目指す人や組織のパートナー
コーチブルーオーシャン
岡 俊宏